「同じ番号を10口買ったら、10倍当たりやすい?」「それとも10通りに分けるべき?」。ここは、くじを楽しむ人が迷いやすいところです。同じ2,000円でも、1回の抽せんに参加する組数と、当たったときの口数が変わります。
ロト6を例に、同じ組を重ねる、違う組に分ける、別の抽せん回へ分ける、の3つを比較します。この記事で計算するのは少なくとも1口が1等になる確率です。2等以下を含む当選率や、収支が黒字になる確率ではありません。
まずは「口数」と「抽せん回数」を分ける
ロト6の公式購入案内には、同じ申込数字を複数口買う「各口数欄」と、同じ申込数字を数回先の抽せんまで買う「継続回数欄」があります。同じ数字を増やす操作でも、参加する回が違います。
ロト6は1口200円。以下は10口分=2,000円という同じ総額での比較です。「毎回2,000円を10回」ではなく、継続買いの例も1回200円を10回、合計2,000円でそろえています。
同じ回に同じ6個を10口:当たりの対象は1組
10口すべて「03・09・17・24・32・41」なら、1等になる本数字はこの1組だけです。券は10口でも、10種類の結果をカバーしているわけではありません。本数字がこの6個に一致したとき、10口が同時に1等になります。
少なくとも1口が1等になる確率は1 / 6,096,454(約0.0000164%)。同じ組を1口買った場合と同じです。
同じ回に全部違う10組:対象は10組
すべて違う組なら、全6,096,454通りのうち10通りをカバーします。1回の抽せんで本数字は1組に決まるので、違う2組が両方1等になることはありません。そのため、このケースは10組それぞれの確率を足して計算できます。
確率は10 / 6,096,454(約0.0001640%)。同じ1組を重ねる場合より10倍ですが、それでもごく小さな確率です。「10口だから必ず10組」ではなく、重複していないことが条件です。
同じ組を10回の抽せんへ:毎回、別の機会
1口ずつ10回に分けると、各回の本数字にそれぞれ参加します。公平で回ごとに独立した抽せんを仮定すれば、「10回とも外れる確率」を1から引いて、少なくとも1回1等になる確率を求められます。
計算は1 − (1 − 1 / 6,096,454)10。約0.0001640%で、同じ回に違う10組を買う場合より厳密にはわずかに小さくなります。10回に分ける場合は、2回以上当たる可能性もあるため、単純な足し算とは異なります。
| 合計2,000円の例 | 抽せんへの参加 | 少なくとも1口が1等になる確率 |
|---|---|---|
| 同じ組を同じ回に10口 | 1組を1回 | 約0.0000164% |
| 全部違う10組を同じ回に1口ずつ | 10組を1回 | 約0.0001640% |
| 同じ組を10回に1口ずつ | 1組を10回 | 約0.0001640%(上の行よりわずかに小さい) |
同じ回の10組は「10回独立に抽せんする」のとは違います。抽せんは1回で、異なる10組をその1回へ参加させています。上の丸めた表示が同じでも、計算式は別です。
混ぜて買ったら「異なる組数」を数える
たとえばAを5口、Bを3口、Cを2口買った場合、合計10口ですが組の種類は3つ。1回の1等確率は3 / 6,096,454です。Aが当たれば5口、Bなら3口、Cなら2口が1等になります。
自分の組、クイックピック、ランダム候補を混ぜるときも同じ考え方です。1等の対象として広がるのは、購入総口数ではなく重複を除いた組数。順番が違うだけの「同じ6個」も、ロト6では同じ組です。
同じ組が10口当たったら、賞金も必ず10倍?
公式の商品案内には、当せん金額が発売額と当せん口数によって毎回変動すると書かれています。自分の10口も、その回の当せん口数に入ります。1口だけ当たった世界の配当を、そのまま10倍できるとは限りません。
仕組みの理解のため、仮に「1等に配る総額が1億円」「他の当せんが9口」「端数・上限・繰越などは省略」と置きます。自分が1口なら全10口で1口1,000万円。自分が10口なら全19口で、1口あたりは約526万円、自分の10口合計は約5,263万円です。前の1,000万円の10倍にはなりません。
これは配当の分母を説明する架空のモデルで、実際のロト6の配当計算や保証額ではありません。実際の金額は、その回の発表された1口当せん金と自分の当せん口数で確認します。
どんな待ち方をしたいかで、選び方を考える
- ひとつの回で候補を広く持ちたい:重複しない組を選ぶ。対象になる組数を増やすという目的と合っています。
- お気に入りの組に口数を重ねたい:その組が当たったときの口数を増やす選び方。1回の1等確率が増える意味ではありません。
- 何回かに分けて待つ時間を楽しみたい:抽せん回ごとに1口。回数と総額を先にそろえて比べます。
宝自慢の買い方の実験では、ロト6・ロト7・ミニロトと予算を切り替えて、重ねる場合と違う組に分ける場合を計算できます。まず計算だけで見比べ、決めている予算の範囲で、自分の待ち方に合う方法を考えてみてください。候補は数字工房で作れます。
数字をどう決めるかも迷ったら、クイックピックと自分で選ぶ数字の比較へ。過去の数字は出目分析で調べられます。公式情報確認:2026年10月10日。数式と架空の配当例は宝自慢の独自解説です。



